スピンオフ短編映画「マリッジカウンセラー結衣の決意」

マリッジカウンセラー(仲人)を主人公にした映画が企画されている―これを知ったのは、今から約2年ほど前、IBJ(日本結婚相談所連盟)定例会でのことでした。

仲人はいまや映画の主人公になる職業?とワクワクしたのを覚えています。

けれども、2021年…コロナが広がり、撮影が危ぶまれる事態が続きました。

前田直樹監督は「当初の長編製作を今は断念」と苦渋の決断のなか、しかし表現への思いは保ち続けて、短編映画の制作に着手します … それがこのたび、2021年5月にU-NEXTで配信というカタチで結実しました!※

注:音声でます


映画のあらすじは…

映画の主人公は、時田結衣(ときたゆい:松本若菜)。離婚から一年、いまだ傷心の女性です。その母親の十和子(とわこ:宮崎美子)は、結婚相談所を営むベテラン・マリッジカウンセラー。映画では入院中という設定です。

入院先のベッドから「そう!今どきの仕事なのよ、仲人って」と娘・結衣に自分の代理を頼む十和子。

しぶしぶ、母親の仕事を引き受けた結衣。

でもさっそくに、天衣無縫な会員・湯浅まどか(森累珠)に翻弄され始めます。 社長令嬢のまどかは、お見合い現場にヘソだしファッションで登場、気に入らないとその場で「帰る!」と、婚活おきて破りの連続犯です。

ある日、そのまどかにお見合いで「運命の人!」が現れます。といっても、それは彼女の一方的な片想いで、ではお相手の運命の人からの反応はというと… (-_-;) 

この温度差も「婚活あるある」なのですが、ここで引き下がらないのが、まどかの凄さ。

そうして事態は、最悪の方向に展開し…


母親が伝える、マリッジカウンセラーの心得 
ここから先少しネタバレあります。

すっかり自信をなくした結衣は、母親に「人の幸せを手伝うことなんてできない」と愚痴をこぼします。バツイチの自分は、とりわけ値しないと感じているのです。

結衣のように、「たった一つ」がうまくいかなくて、過去に遡って、人生のいい時間までを「すべて」黒く塗りつぶしてしまう、これは人がよく陥りがちな境地です。

ここで母・十和子は、娘に対してもベテランの本領を発揮します。曰く…「大事なのは、その後」ということ。

アクション!(シルバーブレットさん)
新しいアクションで世界が再び動き始めます

過去の経験を未来に活かそうとする時


大事なのはその後 … 過去の経験を、未来に活かせるかどうか、それはたしかに「現在」の自分にかかっています。

婚活で「お断り」をされたら、ただ布団をかぶってフテ寝しない  ( 寝てもいいけど)3分後には起き上がりまた動いていってほしい。この経験を次のお見合いに、どう活かせるかを考えていく。

そんな時、たった一人で立ち向うよりいい導き手がいれば、進むことは格段に楽に・楽しくなります。

ツイッター、インスタグラム、フェイスブックetc…SNSという、デジタルツールの大発展は、人がいつも・誰かと結ばれたいからこそです。

でも結果として、日常の光景は、個々人がバラバラに、スマホをのぞき込むものに変わってしまいました。

そうして(映画の湯浅まどかのように)人が根源的に発する「私を認めて・理解して」という切ない想い ― それを受け止め揺れる想いに寄り添えるのは、アナログな人の気もちだけです。

結婚相談所?仲人?とても昭和的な響きです。でも…

「そう!今どきの仕事なのよ、仲人って」

この言葉の持つ重み、ぜひ映画をご覧になって実感していただけたらと思います。

※映画製作進行の様子を、定期的にメール配信されたのは、プロデューサーの山崎歩氏。臨場感あふれる現場リポートで、外部の応援団の気もちを、引っ張り続けてくださいました。ありがとうございます!



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